メディア紹介

2014年11月22日 土曜日

デンタルダイヤモンドに新連載です。

歯科雑誌デンタルダイヤモンドに連載されています「一からわかる骨組織」11月号、12月号は私、吉野が担当しています。

臨床家の立場から骨組織の生物学的特徴と不思議を論じています。

宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士はある種骨粗鬆の病態を呈します。

歯を抜くと骨が減ったり、インプラントしようとすると骨量が不足していたり。

骨は変化に富む非常にダイナミックな器官です。

骨はどのような理由で現在に進化してきたのか?

是非、是非ご覧いただけると幸いです。


こちらの内容は、下記に書き出しております。
 
【歯科医師が知っておきたい臨床骨代謝学
力のコントロールのために】
■「骨」は動いている
2014年1月号から始まった本連載「一からわかる骨組織」も残すところ2回となった。ここまでのわが国を代表する骨のスペシャリストによる本編は、基本的事項から最新トピックスまでを網羅した非常に充実した内容だったのではないだろうか。最後に、開業医を代表して臨床に応用できる基礎知識、とくに力と骨の関係と日常臨床で遭遇する骨の変化とその不思議を述べさせていただき、この連載の締めとしたい。
今回、連載を通して共通した見解が一つある。それは「骨は動いている」ということである。一見、静的で永久的かつ固定的な器官に見える「骨組織」。実は、環境に応じて変化に富み、生命現象を支える非常にダイナミックな器官である。そして、その動きを最も認識しているのは、われわれ歯科医師にほかならない。

■歯科医師が目にする骨の変化
日常臨床で、われわれ歯科医師は昔から意識せずとも骨の変化に対峙してきた。歯周病による歯槽骨の吸収、矯正で歯槽骨内を移動する歯牙。治癒とともに変化していく抜歯窩の形態や無歯顎の顎堤への移行する過程。それとは逆に、力の産物といわれる増殖していく骨の膨隆、骨隆起。成長や加齢により変化していく顎骨など、歯科医療とは骨の変化に対応しながら発展してきた学問である。
近年のインプラント治療や骨造成をはじめとした再生療法の発展は、改めてわれわれに骨組織とは何かを考えるきっかけを与えてくれた。

■モデリングとリモデリング―――骨の基本的役割
骨の変化には形態的な変化、成長に関与するモデリング(造形)と一度形成された骨の一部が吸収し、そこに新しい骨が形成されるリモデリングに大別される。
モデリングは骨吸収と骨形成が別の場所で起こり、形態を変化させたり骨量を増加させることができる。一方、リモデリングは骨吸収の後に同一部位で骨形成がされるものの骨量や骨の形態に変化はみられない。
一見、まったく静止して見える骨のリモデリングという新陳代謝機構が、骨の力学的構造と機能を維持するだけでなく、カルシウム代謝等ホメオスタシスの維持に重要な役割を示している。この基本的概念が歯科界では・・・


投稿者 吉野デンタルクリニック

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